知識マップ: ORCA(日レセ)は電子カルテではない ── エンジニア視点で整理するレセコンと医療システムの構成

記事「ORCA(日レセ)は電子カルテではない ── エンジニア視点で整理するレセコンと医療システムの構成」の主張を、概念と関係(エッジ)に分解した知識グラフの全体です。各関係には根拠・確認日・確度が付いています。

ORCA(日レセ)は電子カルテではなく、診療報酬の計算とレセプト作成を担うレセコンであり、電子カルテとは日レセAPIで連携します。日レセの業務ロジックはCOBOLで書かれ、MONTSUQI(panda)という実行基盤の上でJava製クライアントmonsiajやPostgreSQLと組み合わさって動き、画面とAPIの両方が同じLD定義でディスパッチされます。外部連携の入口は日医オープンソース使用許諾契約のもとで公開される日レセAPIとPushAPIが中心で、長く使われてきたCLAIMは2026年3月にサポートが終了し日レセAPIへの移行が前提となりました。現在はWebORCAクラウド版・オンプレ版への移行期にあり、従来型(MONTSUQI版)の提供環境から段階的に置き換えが進んでいますが、中身はどちらも同じ日レセです。

ORCA(日レセ)の知識マップORCA(日レセ)がレセコンとして電子カルテと役割分担すること、COBOL・MONTSUQI・PostgreSQL・monsiajという技術スタックとLD定義によるディスパッチ、日レセAPI・PushAPI・CLAIMという連携手段の変遷、WebORCAクラウド版・オンプレ版への移行の関係を示す図実装を担う前提とする利用する利用する利用する利用する利用するで構成できるで構成できる前提とする前提とする利用する利用するの後継前提とする実装を担う実装を担うの後継利用するORCA(日レセ)レセコン(レセプトコンピューター)レセプト(診療報酬明細書)電子カルテ日レセAPICOBOLMONTSUQI(モンツキ)PostgreSQLmonsiajLD定義PushAPICLAIM(医療情報交換規約)日医オープンソース使用許諾契約WebORCAクラウド版WebORCAオンプレ版従来型(MONTSUQI版)提供環境

概念間の関係(全19件)

図と同じ関係を文章でも列挙します。表示している文と機械可読な意味データ(RDFa)は同じ要素に載っています。確度が「確立した関係」のものは直接の関係として、「条件付きの関係」のものは成立条件つきの言明(rdf:Statement)として表現しています。

主要概念の定義

ORCA(日レセ)
日本医師会のプロジェクトとして開発される、診療報酬請求(レセプト)を担うオープンソースのレセコン本体ソフトウェア。
レセコン(レセプトコンピューター)
レセプト(診療報酬明細書)の作成・請求を担う業務システムの総称。
レセプト(診療報酬明細書)
患者ごと・月ごとの診療内容と請求額をまとめた明細書で、医療機関が保険分の代金を請求するために作成する。
電子カルテ
院内でレセコンと併存することが多い、診療記録・オーダーを扱うシステム。電子処方箋では発行主体をORCA側・電子カルテ側のどちらに置くかで連携パターンが分かれる。
MONTSUQI(モンツキ)
日レセが載っている、Linux上で動作するオープンソースのOLTP(オンライントランザクション処理)モニタ。画面クライアントやAPIからの要求を受け、担当のCOBOLプログラムに処理を渡す。
日レセAPI
ORCAが外部システム向けに提供するAPI群。5.2系ソース(2026年7月スナップショット)ではlddefのbindapi宣言を数えると137エンドポイントが実在する。
monsiaj
MONTSUQIサーバーから画面定義を受け取って描画する、Java製の日レセ用シンクライアント。
WebORCAクラウド版
ORCA管理機構が提供するクラウドサービスとして日レセを利用する提供形態で、医療機関はサーバー管理から解放される。
WebORCAオンプレ版
院内サーバー(Ubuntu 22.04)に日レセ Ver5.2.0をインストールして利用する提供形態。
従来型(MONTSUQI版)提供環境
Ubuntu 16.04/18.04/20.04上で動作する、WebORCA以前の日レセ提供環境。

機械可読データ

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