知識マップ: 保守契約が切れた業務アプリをどうするか ── 延命・改修・作り直しの判断表

記事「保守契約が切れた業務アプリをどうするか ── 延命・改修・作り直しの判断表」の主張を、概念と関係(エッジ)に分解した知識グラフの全体です。各関係には根拠・確認日・確度が付いています。

保守契約が終わる前に、ほかの会社が保守を続けられるようにソースコードなどを受け取る。ソースコードの開示・交付は納入物に明記するかソフトウェア・エスクロウを使って確保できる。著作権を移す契約では第27条・第28条の権利を明記しないと譲渡した側に残ると推定され、著作権がベンダーに残っても複製物の所有者には一定の複製が認められる。実行環境のサポート終了後のセキュリティ更新はESUプログラムを通じた一時的なものに限られる。新しい保守先とは継続的な運用・保守を準委任で結び、作り直しを段階的に進めるストラングラーフィグパターンはソースコードなどへのアクセスを前提にする。

保守契約が切れた業務アプリの知識マップソースコードをソフトウェア・エスクロウに預けられること、モデル契約が著作権法第61条第2項と第47条の3を前提にした条項を持つこと、ESUプログラムがサポート終了の影響を一時的に和らげること、準委任契約が運用・保守に勧められること、ストラングラーフィグパターンがソースコードなどへのアクセスを前提にすることを示します。に保存される前提とする前提とする軽減する推奨される対応前提とする運用・保守ソースコードサポート終了(End of Support)ソフトウェア・エスクロウ情報システム・モデル取引・契約書著作権法第61条第2項著作権法第47条の3ESUプログラム(拡張セキュリティ更新)準委任契約ストラングラーパターン(Strangler Fig)

概念間の関係(全6件)

図と同じ関係を文章でも列挙します。表示している文と機械可読な意味データ(RDFa)は同じ要素に載っています。確度が「確立した関係」のものは直接の関係として、「条件付きの関係」のものは成立条件つきの言明(rdf:Statement)として表現しています。

主要概念の定義

運用・保守
稼働監視・問い合わせ対応・障害の一次調査など、システムを動かし続けるための継続的な業務。
ソースコード
プログラムを人が読み書きできる形で記述したもの。業務アプリの改修や再ビルドの前提になり、委託開発では納入物に含めるかを個別契約で決める。
サポート終了(End of Support)
製品のライフサイクルの最後に、メーカーがセキュリティ更新などのサポートの提供を終えること。Microsoftの固定ライフサイクルポリシーでは延長サポートの終了がこれに当たり、その後のセキュリティ更新はESUプログラムを通じてだけ提供される。
情報システム・モデル取引・契約書
システム開発の委託契約と運用保守委託契約のひな形と解説をまとめた公的文書。経済産業省が2007年に第一版を、IPAが引き継ぎ2020年に第二版を公開した。
ESUプログラム(拡張セキュリティ更新)
サポート終了後も特定の古いMicrosoft製品を動かす必要がある顧客向けの、有償の最後の手段。新しい環境へ移るまでの一時的な橋渡しとされ、延長サポートの終了から最長3年のセキュリティ更新を含み、製品のライフサイクルは延ばさない。
準委任契約
専門家として業務を行うことに対して報酬を支払う契約類型。受託側は完成責任を負わず、善管注意義務を負う。
ストラングラーパターン(Strangler Fig)
既存システムの前にファサードを置き、機能を1つずつ新システムへ段階的に置き換え、最終的に旧システムを停止させる移行設計パターン。

機械可読データ

このデータセットについて

作成
合同会社小村ソフト
ライセンス
CC BY 4.0 ── 出典(合同会社小村ソフト)とライセンスへのリンクを明示し、改変した場合はその旨を示すことを条件に、再配布・改変を含めて再利用できます
最終確認日
2026-11-01 ── 収録する関係のうち、最後に出典と照合した日

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