知識マップ: NTLM廃止で業務アプリは止まるか ── 監査ログの取り方と、依存を潰す順番

記事「NTLM廃止で業務アプリは止まるか ── 監査ログの取り方と、依存を潰す順番」の主張を、概念と関係(エッジ)に分解した知識グラフの全体です。各関係には根拠・確認日・確度が付いています。

NTLMは2024年6月に全バージョンが非推奨になり、NTLMv1はすでにWindows 11 24H2・Windows Server 2025で削除されています。廃止に備えるには、Restrict NTLMの監査ポリシーを有効にしてNTLM/Operationalログを集め、ドメインコントローラーの8004からサーバーの8003・クライアントの8001へとたどって原因アプリを特定し、IPアドレス直打ちとSPN未登録から潰していきます。SMBクライアント側のNTLMブロックで1接続ずつ裏取りしながら段階的に締めるのが実務の順番です。

NTLM非推奨化に伴う監査・移行の知識マップNTLM非推奨化の3フェーズ、Restrict NTLMの監査ポリシーとNTLM/Operationalログ(イベント8001・8003・8004)によるドメインアカウント・ローカルアカウントの利用状況の可視化、Get-WinEventとProcess Monitorによる原因特定、SMBクライアント側のNTLMブロックでの実地確認、開発者側のNegotiateへの置き換えの関係を示す図で構成できるで構成できるで確認できるで確認できるで確認できる前提とするで確認できる前提とする両立しない前提とする前提とする前提とするで確認できるで構成できる軽減する両立しないで確認できるの後継軽減する軽減する前提とする原因になり得る防止する前提とするより先に行うべき軽減する利用する利用する原因になり得るNTLMNTLM/Operationalログ「NTLMを制限する」ポリシー群グループポリシーGet-WinEventProcess Monitor(procmon.exe)ドメインアカウントドメインコントローラーローカルアカウントワークグループ構成KerberosTryIPSPNSPNSMBクライアント側のNTLMブロックWindows 11 バージョン24H2 / Windows Server 2025NET USE /BLOCKNTLMNTLMv1セキュリティログの「パッケージ名 (NTLM のみ)」Negotiate認証タイプへのNTLM名指しIAKerbローカルKDCNTLMリレー攻撃SMB署名Pass-the-Hash

概念間の関係(全29件)

図と同じ関係を文章でも列挙します。表示している文と機械可読な意味データ(RDFa)は同じ要素に載っています。確度が「確立した関係」のものは直接の関係として、「条件付きの関係」のものは成立条件つきの言明(rdf:Statement)として表現しています。

主要概念の定義

NTLM
パスワードの一方向ハッシュを使ったチャレンジ/レスポンス方式の認証プロトコル群(LANMAN・NTLMv1・NTLMv2を含む)。相互認証を持たず、サーバーが本物であると仮定できる環境向けに設計されている。
NTLM/Operationalログ
NTLM監査の記録先ログ。ドメインコントローラーのイベント8004、メンバーサーバーの8003、クライアントの8001などが記録され、対応するセキュリティ監査イベントポリシーは存在しない。
「NTLMを制限する」ポリシー群
送信NTLMトラフィック・受信NTLMトラフィック・ドメイン内NTLM認証を、監査から拒否まで段階的に制御できるセキュリティポリシー群。
ドメインアカウント
Active Directoryドメインに属し、ドメインコントローラーで認証されるアカウント。NTLMでの認証はドメインコントローラーへのパススルー認証を伴う。
ローカルアカウント
MicrosoftアカウントやEntra IDに紐づかない、PC内で完結するアカウント。
ワークグループ構成
Active Directoryドメインに参加しない、Kerberosの土俵にないWindowsのネットワーク構成。この構成のシステムのWindows認証には依然としてNTLMが使われ、使われなければならない。
TryIPSPN
SPNのホスト名としてIPアドレスを使えるようにするクライアント側のレジストリ設定(TryIPSPN)。DNS名に変更できない場合の最後の手段として、IPアドレスのSPNを手動登録する。
SMBクライアント側のNTLMブロック
SMBクライアントがリモートへの送信接続でNTLM認証をブロックする、Windows Server 2025/Windows 11 バージョン24H2以降の機能。接続先のSMBサーバーがKerberosまたはPKU2Uを使えることが前提。
NTLMv1
NTLMプロトコル群の第1版。Windows 11 バージョン24H2およびWindows Server 2025で削除された。
Negotiate
KerberosとNTLMのどちらかを選択するセキュリティパッケージ。認証に関わるシステムのいずれかがKerberosを使えない場合を除き、Kerberosを選択する。
IAKerb
ドメインコントローラーへの到達性の問題を解くためのプロキシ対応Kerberos拡張。NTLM廃止フェーズ2(2026年後半予定)で提供される機能。
ローカルKDC
ローカルアカウント認証にもKerberosを使えるようにする機能。NTLM廃止フェーズ2(2026年後半予定)で提供される機能で、対応するWindows同士でのみ効く。
Kerberos
チケットによる一度だけの本人確認と相互認証を提供する認証プロトコル。Windows ServerはKerberos version 5と、公開鍵認証・認可データの転送・委任のための拡張を実装する。
SMB署名
SMBの全メッセージにセッション鍵由来の署名(メッセージ全体のハッシュと送信者・受信者の識別情報を含む)を付け、改ざんとリレー攻撃を検知する仕組み。Windows 11 24H2/Windows Server 2025で既定値が強化された。

機械可読データ

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