知識マップ: DSCでWindowsを宣言的に構成管理する ── dsc.exeで始めるIaC

記事「DSCでWindowsを宣言的に構成管理する ── dsc.exeで始めるIaC」の主張を、概念と関係(エッジ)に分解した知識グラフの全体です。各関係には根拠・確認日・確度が付いています。

手順書スクリプトによるWindowsの構成管理を、あるべき状態をYAMLで宣言するMicrosoft DSC v3(dsc.exe)に置き換える記事。DSC v3はPowerShell非依存に書き直されたPSDSCの後継で、構成ドキュメントに宣言された状態をDSCリソースのget・test・setが冪等に収束させる。既存のPSDSCリソースはアダプタリソース経由で呼び出せ、WinGet Configurationはv3スキーマからDSC v3を処理系として使う。v3にはLCMのような常駐エージェントがないため、構成ドリフトの検出はdsc config testの定期実行として自分で用意するか、Azure Machine Configurationのようなマネージドの受け皿に載せる。アダプタはMicrosoft.Adapter/PowerShellがPowerShell 7上で、Microsoft.Adapter/WindowsPowerShellがWindows PowerShell 5.1上で既存リソースを動かす。運用面では、マシン全体に関わるリソースのsetに管理者権限が必要なこと、Gitに置く構成ドキュメントへシークレットを直書きせずパラメーター化することが注意点になる。

DSCによるWindowsの宣言的構成管理の知識マップPSDSCの後継であるMicrosoft DSC v3が構成ドキュメントとDSCリソースを使って冪等な適用を実現し、アダプタリソースがPowerShell 7とWindows PowerShell 5.1の上で既存PSDSC資産を、wingetが実装するWinGet Configurationのv3スキーマがwinget側の資産を接続し、LCM不在の継続的強制はタスクスケジューラによるdsc config testの定期実行やAzure Machine Configurationが受け持ち、マシン全体に関わるリソースには管理者権限が、構成ドキュメントには平文シークレットを書かない設計が必要になる関係を示す図の後継利用する利用する利用する実装を担う利用する利用する利用するで確認できる軽減する軽減する実装を担う利用する利用する自動化する前提とする原因になり得るMicrosoft DSC v3DSC構成ドキュメント冪等性PowerShell DSCDSCリソースアダプタリソースWinGet Configuration構成ドリフトdsc config testLCMAzure Machine ConfigurationwingetPowerShell 7Windows PowerShell 5.1タスクスケジューラの無人実行管理者権限秘密情報の平文保存リスク

概念間の関係(全17件)

図と同じ関係を文章でも列挙します。表示している文と機械可読な意味データ(RDFa)は同じ要素に載っています。確度が「確立した関係」のものは直接の関係として、「条件付きの関係」のものは成立条件つきの言明(rdf:Statement)として表現しています。

主要概念の定義

Microsoft DSC v3
PowerShellに依存しない独立したコマンド(dsc.exe)として書き直された宣言的構成管理プラットフォーム。構成をYAML/JSONのデータとして記述し、Linux・macOS・Windowsで動作する。
DSC構成ドキュメント
システムのあるべき状態をリソースインスタンスの集合として宣言するYAML/JSONのデータファイル。$schemaとresourcesを必須プロパティとして持つ。
冪等性
同じ処理を何度実行しても結果が変わらない性質。キッティングスクリプトでは、現在の状態を確認してから変更することで実現する。
アダプタリソース
コマンド型でないリソースをDSC v3から利用可能にするリソース。Microsoft.Adapter/PowerShellなどが既存のPSDSCリソースの発見と呼び出しを担う。
WinGet Configuration
最終的にあるべき状態をYAMLファイルで宣言し、PowerShell DSCを通じて適用するwingetの仕組み。アプリの導入とWindows・アプリの設定を1ファイルで表現できる。
構成ドリフト
適用済みの構成が、手作業の変更などによって時間とともに「あるべき状態」からずれていくこと。
LCM
PSDSC v1.1で構成の保持・定期適用・自動修復を担った常駐エージェント。Microsoft DSC v3はLCMを含まず、コマンドとして起動される。
Azure Machine Configuration
Azure PolicyのMachine Configuration機能。Azure仮想マシンとAzure Arc対応サーバーに対して、OS内の設定の監査と構成をマネージドに行う。
winget
Windowsクライアントでの推奨インストール方法として案内される、Microsoft製のパッケージマネージャー。
タスクスケジューラの無人実行
指定したアカウントで、スケジュールやログオンなどのトリガーに従いプログラムを実行するWindowsの仕組み。ログオン種別(対話トークン・パスワード保存・S4Uなど)の設定によっては、ユーザーがログオンしていなくても実行できる。
DSCリソース
レジストリ値やWindows機能など構成対象1種類ごとの標準化されたインターフェイス。状態の取得(Get)はすべてのリソースが実装し、判定(Test)は未実装ならDSCが合成テストで代行、適用(Set)は状態を強制できるリソースだけが実装する。

機械可読データ

このデータセットについて

作成
合同会社小村ソフト
ライセンス
CC BY 4.0 ── 出典(合同会社小村ソフト)とライセンスへのリンクを明示し、改変した場合はその旨を示すことを条件に、再配布・改変を含めて再利用できます
最終確認日
2026-08-28 ── 収録する関係のうち、最後に出典と照合した日

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