知識マップ: Office 2024/Microsoft 365でActiveXが動かない原因と確認手順

記事「Office 2024/Microsoft 365でActiveXが動かない原因と確認手順」の主張を、概念と関係(エッジ)に分解した知識グラフの全体です。各関係には根拠・確認日・確度が付いています。

Office 2024とMicrosoft 365ではActiveXコントロールが既定で無効化されており、以前動いていたボタンや埋め込みオブジェクトが動かなくなる主因はこの既定値の変更にある。ActiveXの動作はCOMとしてのレジストリ登録を前提とし、Officeとコンポーネントのbitnessが一致していないと動かず、RegAsmのbitness違いも同じ不一致を招く。Trust CenterのActiveX設定とTrusted Publisherによるコード署名の扱い、MOTW付与による保護ビュー、.NET FrameworkやVisual C++再頒布可能パッケージといった依存ランタイムの不足、Click-to-Run特有の導入方式、Edgeの IEモード未構成も同様の症状を引き起こしうる。原因の切り分けにはProcess ExplorerやProcmonでの実測が有効で、恒久対応には限定的な許可と月次エンタープライズチャネルの採用が推奨される。

Office 2024/Microsoft 365のActiveXトラブルシューティングの知識マップActiveXが既定で無効化されていること、COM登録とbitness一致の前提、Trust Center・保護ビュー・依存ランタイム・Click-to-Run・IEモードという複数の原因がActiveXの動作失敗にどうつながるかを示す図。前提とする利用するに保存される実装を担う実装を担う前提とする前提とする原因になり得るで構成できる利用する前提とする推奨される対応原因になり得る原因になり得る前提とする前提とするで確認できるで確認できるで構成できる原因になり得るの後継原因になり得る用いるのは非推奨推奨される対応ActiveXCOM(コンポーネントオブジェクトモデル)CLSID(Class ID)WOW6432Noderegsvr32Regasm.exebitness一致要件ActiveX動作失敗トラスト センター信頼された発行元ストアコード署名証明書Zone.Identifier(Mark of the Web)保護ビュー.NET FrameworkVisual C++ 再頒布可能パッケージProcess Monitor(procmon.exe)Process ExplorerIEモードEnterprise Site ListClick-to-RunOffice MSIインストール(旧方式)DisableAllActiveX(検証用レジストリ)月次エンタープライズ チャネル

概念間の関係(全24件)

図と同じ関係を文章でも列挙します。表示している文と機械可読な意味データ(RDFa)は同じ要素に載っています。確度が「確立した関係」のものは直接の関係として、「条件付きの関係」のものは成立条件つきの言明(rdf:Statement)として表現しています。

主要概念の定義

ActiveX
実務ではCOMベースのコントロールやその周辺資産をまとめて指す言葉として使われる技術群。特に.ocx形式のUIコントロールやIE/コンテナへ埋め込む部品を含むことが多い。
COM(コンポーネントオブジェクトモデル)
公開インターフェース、レジストリ登録、Apartment Modelなどを土台にした、Windowsのバイナリ互換コンポーネントモデル。
regsvr32
DLLやOCXなどのCOMコンポーネントをレジストリへ登録・登録解除するコマンドラインツール。
Regasm.exe
.NET FrameworkのアセンブリをCOMへ登録するための登録ツール。
bitness一致要件
ネイティブモジュール(in-procのCOMコンポーネント、P/Invokeで呼ぶDLL、ベンダー提供SDKのDLLなど)を読み込むホストプロセスと、そのモジュールのビット構成(32bit/64bit)が一致していなければならないという制約。
トラスト センター
Officeのセキュリティ設定(ActiveXの設定、保護ビュー、信頼済みドキュメント、信頼できる発行元、マクロ設定など)をまとめた設定画面。
信頼された発行元ストア
信頼する発行元のコード署名証明書を登録する論理ストア。
コード署名証明書
ソフトウェアの発行元を証明し、改ざんを検出するための証明書。
Zone.Identifier(Mark of the Web)
ブラウザーなどでダウンロードしたファイルに付与される代替データストリーム。ファイルの出所(インターネット由来など)を記録し、SmartScreenや保護ビューの判定材料になる。
保護ビュー
ネットワーク共有やメール添付など、信頼できない可能性のある場所から開いたファイルを読み取り専用の隔離環境で表示するOfficeの機能。
ActiveX動作失敗
Office上でActiveXコントロールがボタン無反応や埋め込みオブジェクトの不具合として、意図どおりに動作しなくなる状態。
IEモード
設定されたサイトに対してMicrosoft Edgeが IE系のエンジンを使い、ActiveXを含む一部のIE機能を動かすための互換レイヤー。延命策として位置づけられる。
Click-to-Run
仮想化された配置と自動更新を前提とする、現在のOfficeのインストール方式。
DisableAllActiveX(検証用レジストリ)
HKCUのレジストリ値でActiveXの一括無効化を解除する検証専用の設定。恒久的な対応として使うことは推奨されない。
月次エンタープライズ チャネル
Microsoft 365 Appsの更新チャネルの1つで、機能更新が月1回・予測しやすいタイミングで配信される。

機械可読データ

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