知識マップ: VBScript廃止に備えるVBA・社内ツール点検ガイド

記事「VBScript廃止に備えるVBA・社内ツール点検ガイド」の主張を、概念と関係(エッジ)に分解した知識グラフの全体です。各関係には根拠・確認日・確度が付いています。

MicrosoftはVBScriptをFeature on Demandとしての既定有効から既定無効、将来の削除へと段階的に廃止する方針を示しており、VBAからの外部.vbs実行やVBScript系ライブラリ参照、GPOログオンスクリプト・タスクスケジューラ・Intune配布スクリプト・MSIのCustom Actionがその影響を受けます。代替先はOS・ファイル・タスクに触る処理ならPowerShell、Excelブック内で完結する処理ならVBAネイティブやOffice Scripts、複雑な業務ロジックなら.NET/VSTO、フロー起点ならPower Automateというように責務で選び分けます。ただし置換後のPowerShellやマクロは、攻撃面の減少ルール(ASR)やAppLocker、App Control for Businessのポリシー次第でブロックされ得るため、SysmonやAppLockerイベントログでの監査ログ収集、実行ポリシーとAuthenticode署名の運用まで含めて移行を設計する必要があります。

VBScript廃止とVBA・社内ツール移行の知識マップVBScriptの段階的廃止がVBA・GPO・タスクスケジューラ・Intune・MSIにどう影響し、PowerShellやOffice Scripts等の代替技術がAppLockerやASRといったセキュリティ機能とどう関わるかを示す図の後継利用する前提とする前提とする前提とする前提とする前提とする両立しない利用する両立しない両立しない前提とする前提とするで構成できるで確認できるで構成できるで構成できるで確認できる推奨される対応推奨される対応推奨される対応推奨される対応推奨される対応両立しない両立しないVBScriptVBA(Visual Basic for Applications)PowerShellFeature on Demand(FOD)グループポリシータスクスケジューラの無人実行Microsoft IntuneMSI Custom ActionZone.Identifier(Mark of the Web)攻撃面の減少ルール(ASR)PowerShellの実行ポリシーAuthenticode署名(PowerShellスクリプト)AppLockerイベントログApp Control for Business(旧WDAC)監査モードAppLockerSysmonOfficeスクリプト(Office Scripts)VSTO(Visual Studio Tools for Office)Power Automate

概念間の関係(全25件)

図と同じ関係を文章でも列挙します。表示している文と機械可読な意味データ(RDFa)は同じ要素に載っています。確度が「確立した関係」のものは直接の関係として、「条件付きの関係」のものは成立条件つきの言明(rdf:Statement)として表現しています。

主要概念の定義

VBScript
cscript/wscriptで実行される、2023年10月に非推奨が発表されたMicrosoftのスクリプト言語。今後のWindowsで要求時インストール化を経てOSから削除される計画が公開されている。
VBA(Visual Basic for Applications)
Officeアプリケーションに組み込まれたBASIC系のマクロ言語で、ExcelやAccessなどからCOMコンポーネントを呼び出せる。
PowerShell
オブジェクトパイプラインとエラー処理機構を持つ、Microsoftが最も堅牢で最新のWindows自動化に推奨するコマンドラインシェル兼スクリプト言語。
グループポリシー
Active Directoryドメイン環境でWindowsの設定を集中構成する仕組み。
タスクスケジューラの無人実行
指定したアカウントで、スケジュールやログオンなどのトリガーに従いプログラムを実行するWindowsの仕組み。ログオン種別(対話トークン・パスワード保存・S4Uなど)の設定によっては、ユーザーがログオンしていなくても実行できる。
Microsoft Intune
クラウドからPC・モバイルデバイスを管理するMicrosoftのMDMサービス。
MSI Custom Action
MSIパッケージのインストール・修復・アンインストール処理中に任意のコードを実行する仕組みで、VBScriptで書かれているとVBScript廃止の影響を受ける。
PowerShellの実行ポリシー
ユーザーが意図せず危険なスクリプトを実行してしまうことを防ぐための安全機能。悪意ある操作を止めるためのセキュリティ境界ではないと公式ドキュメントが明記している。
App Control for Business(旧WDAC)
Windows 10で「Device Guard」として登場した実行制御機能の現在の名称。ポリシーはマシン全体・全ユーザーに適用され、MSRCのサービス基準を満たすセキュリティ機能として設計されている。
AppLocker
Windows 7で導入された実行制御機能。署名証明書の属性・ファイル属性・ハッシュ・パスに基づくルールを、コンピューター全体または特定のユーザー・グループに適用できる。セキュリティ機能としてのMSRCサービス基準は満たさない。
Officeスクリプト(Office Scripts)
TypeScriptでExcelを操作するスクリプト機能で、Excel専用でブックにのみアクセスでき、Power Automateのクラウドフローから呼び出せる。
VSTO(Visual Studio Tools for Office)
.NETでOffice向けのアドインを開発するための仕組みで、厚いデスクトップ統合や長寿命の社内アドインに使われる。
Power Automate
Microsoft Formsなどのトリガーから、SharePointへの転記や通知などのアクションを自動化するMicrosoftのクラウドフローサービス。Formsコネクタにはトリガー「新しい応答が送信されるとき」とアクション「応答の詳細を取得」がある。

機械可読データ

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