知識マップ: WMI/CIMをC#・PowerShellから使う ── ハードウェア情報取得・プロセス監視・リモート照会の実務ガイド

記事「WMI/CIMをC#・PowerShellから使う ── ハードウェア情報取得・プロセス監視・リモート照会の実務ガイド」の主張を、概念と関係(エッジ)に分解した知識グラフの全体です。各関係には根拠・確認日・確度が付いています。

CIMはDMTFが策定する管理情報の業界標準で、WMIはWBEMのMicrosoft実装としてその標準に沿って管理対象を表現します。照会は名前空間(日常はroot/CIMV2)の中のクラスをWQLで絞り込む形が基本で、クラスの実体はプロバイダーがその場で作ります。PowerShellの現行はCIMコマンドレットで、旧WMIコマンドレットはPowerShell 6以降で削除済みです。リモート照会はWSManが既定で、同じ相手に複数回照会するならCIMセッションを使い回し、WinRMを構成できない相手にはDCOMプロトコルオプションを選びます。C#はSystem.ManagementとMI APIの2系統で、後者はCIMコマンドレットと同じ型体系を持ちます。落とし穴は、絞り込まない照会と短周期ポーリングによる負荷、イベント購読が管理者権限を要すること、32bitアプリには32bitプロバイダーが応答するためレジストリの見え方が変わること、そしてリポジトリの削除を最初の対処にしてはいけないことです。

WMI/CIMの構造と実務利用の知識マップCIM標準とその実装であるWMIの関係、名前空間・クラス・プロバイダー・WQLという構造、CIMコマンドレットと旧WMIコマンドレットの世代交代、WSMan既定のリモート照会とDCOMオプション、C#の2系統のAPI、性能・権限・ビット数・リポジトリの落とし穴を示す図実装を担う利用する利用する実装を担うの後継利用する利用する利用するで構成できる利用する利用する推奨される対応利用する利用する利用する前提とするの後継用いるのは非推奨用いるのは非推奨原因になり得るで構成できるに保存されるで確認できる用いるのは非推奨利用する防止するWMI(Windows Management Instrumentation)CIM(Common Information Model)WMI名前空間WQLWMIプロバイダーCIMコマンドレット旧WMIコマンドレット(WMI v1)PowerShellCIMセッションWinRM(Windows Remote Management)DCOMプロトコルオプションDCOMプロトコルKerberosTrustedHostsワークグループ構成System.Management(ManagementObjectSearcher)MI API(Microsoft.Management.Infrastructure)WMIイベント購読Win32_ProcessStartTrace管理者権限WMIの短周期ポーリング絞り込まないWMI照会(SELECT *)連続的なパフォーマンス監視レジストリプロバイダー(StdRegProv)WOW6432Node__ProviderArchitectureコンテキストWMIリポジトリwinmgmtWMIリポジトリのリセットDMTF日付形式

概念間の関係(全26件)

図と同じ関係を文章でも列挙します。表示している文と機械可読な意味データ(RDFa)は同じ要素に載っています。確度が「確立した関係」のものは直接の関係として、「条件付きの関係」のものは成立条件つきの言明(rdf:Statement)として表現しています。

主要概念の定義

WMI(Windows Management Instrumentation)
WBEMのMicrosoft実装で、CIM業界標準を使って管理対象を表現する、Windowsに組み込まれた管理基盤。
CIM(Common Information Model)
システム・アプリ・ネットワーク・デバイスなどの管理対象を表現する業界標準モデル。DMTF(Distributed Management Task Force)が策定・維持する。
WMIプロバイダー
WMIクラスの実体を提供するコンポーネント。照会を受けるとその場でOSに問い合わせて値を作る。
CIMコマンドレット
Get-CimInstance・Invoke-CimMethod・Register-CimIndicationEventなど、現行のPowerShellからWMI基盤を扱うコマンドレット群(WMI v2)。
PowerShell
オブジェクトパイプラインとエラー処理機構を持つ、Microsoftが最も堅牢で最新のWindows自動化に推奨するコマンドラインシェル兼スクリプト言語。
CIMセッション
同じコンピューターへの複数の操作で使い回す、WMI基盤への接続。既定はWSManプロトコルで作られる。
WinRM(Windows Remote Management)
標準プロトコルWS-ManagementのMicrosoft実装で、既定でHTTP 5985番・HTTPS 5986番ポートを使うリモート管理の土台。
TrustedHosts
接続する側で相手の身元検証を省略して接続を許可するWSManのリスト。信頼できる相手のリストではなく、身元確認エラーの抑止リストにすぎない。
System.Management(ManagementObjectSearcher)
WQLを文字列で渡してWMIへ照会する.NETの名前空間。ManagementObjectSearcherが入口で、イベント購読はManagementEventWatcherが担う。
MI API(Microsoft.Management.Infrastructure)
CimSessionを入口とする.NETのWMI/CIM API。CIMコマンドレットと同じCimInstance型体系を持ち、非同期版のメソッドもある。
WMIイベント購読
クラス名またはクエリ式でWMIのイベント(インディケーション)を購読し、発生時に通知を受け取る仕組み。
Win32_ProcessStartTrace
新しいプロセスの開始を示すWMIのイベントクラス。ProcessName・ProcessID・ParentProcessID・SessionID・Sidなどのプロパティを持つ。
絞り込まないWMI照会(SELECT *)
行も列も絞らずに全プロパティ・全件を取得するWMIの照会。プロバイダーの仕事とネットワーク転送が膨らむ。
WMIの短周期ポーリング
一定間隔でWMIに繰り返し照会して状態の変化を検出する設計。
レジストリプロバイダー(StdRegProv)
root\defaultに置かれ、WMI経由でレジストリを読み書きするWMIプロバイダー。
WMIリポジトリ
WMIのクラス定義を格納する、Repositoryフォルダー内のファイル群からなるデータベース。
WMIリポジトリのリセット
WMIリポジトリを削除・初期化して再構築する操作。読み取れた内容を救うsalvageと異なり、最初の対処にするとシステムやインストール済みアプリの損傷につながり得る最終手段。

機械可読データ

このデータセットについて

作成
合同会社小村ソフト
ライセンス
CC BY 4.0 ── 出典(合同会社小村ソフト)とライセンスへのリンクを明示し、改変した場合はその旨を示すことを条件に、再配布・改変を含めて再利用できます
最終確認日
2026-08-22 ── 収録する関係のうち、最後に出典と照合した日

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