知識マップ: 電子処方箋はレセコンの何を変えるのか ── ORCAの電子処方箋対応をソースコードから読む

記事「電子処方箋はレセコンの何を変えるのか ── ORCAの電子処方箋対応をソースコードから読む」の主張を、概念と関係(エッジ)に分解した知識グラフの全体です。各関係には根拠・確認日・確度が付いています。

電子処方箋は、紙の処方箋を患者が薬局へ持参する仕組みから、処方箋データを電子処方箋管理サービスへ登録し処方箋IDと引換番号で取得する仕組みへと処方箋の流れを変える。ORCA(日レセ)は処方箋ID・引換番号・リフィル回数・取消/変更を管理する処方管理テーブルtbl_shoho_kanriと電子処方箋CSV出力を担い、電子署名やHPKI認証、管理サービスとの通信は電処モジュール・拡張電処ヘルパーと別途必要な電子署名モジュールに切り出されている。処方箋の電子/紙の発行形態はマイナ保険証によるオンライン資格確認の結果として受付時に届き、処方・調剤情報が管理サービスに集約されることで医療機関・薬局をまたいだ重複投薬等チェックが可能になる。

ORCAの電子処方箋対応の知識マップ電子処方箋管理サービスとの処方箋ID・引換番号のやり取り、ORCA本体のtbl_shoho_kanriとCSV出力、電処モジュール・電子署名モジュールへの責任分界、オンライン資格確認との接続を示す図。前提とする利用する利用する前提とする利用するに保存される利用する利用する利用する利用する利用する利用する利用する前提とする利用する前提とする実装を担う利用する利用する前提とするの後継利用する利用する電子処方箋電子処方箋管理サービス処方箋ID引換番号被保険者情報ORCA(日医標準レセプトソフト/日レセ)処方管理テーブル(tbl_shoho_kanri)record/*.db(データ構造定義)リフィル処方箋電子処方箋CSVデータ出力COBOL電子処方箋モジュール(電処モジュール)電子署名モジュール拡張電処ヘルパーHPKI(保健医療福祉分野の公開鍵基盤)重複投薬等チェックオンライン資格確認(オン資)処方箋発行形態の選択マイナ保険証処方箋QRコード出力電子カルテ日レセAPI

概念間の関係(全23件)

図と同じ関係を文章でも列挙します。表示している文と機械可読な意味データ(RDFa)は同じ要素に載っています。確度が「確立した関係」のものは直接の関係として、「条件付きの関係」のものは成立条件つきの言明(rdf:Statement)として表現しています。

主要概念の定義

電子処方箋
紙の処方箋を患者が薬局へ持参する代わりに、処方箋データを電子処方箋管理サービスに登録し、薬局がオンラインで取得する2023年1月運用開始の制度。
電子処方箋管理サービス
支払基金・国保中央会が運営する、電子処方箋データの登録先・取得元となる管理サービス。
引換番号
患者がマイナ保険証を使わずに薬局で電子処方箋を受け取るときに管理サービスが発行する、現行運用で6桁の人間可読の番号。単独では無効。
ORCA(日医標準レセプトソフト/日レセ)
日本医師会が提供する「日医標準レセプトソフト」の略称。ソースコードが公開されているレセプトコンピューター。
処方管理テーブル(tbl_shoho_kanri)
処方箋ID・引換番号・リフィル回数・処方日数・取消/変更日時とそのUNDO日時を、医療機関番号+uuid+連番の複合キーで処方箋単位に管理するORCAのテーブル。
電子処方箋CSVデータ出力
処方管理テーブルの内容を電子処方箋対応プログラムへ渡すためのCSVを出力する、日レセ本体のCOBOLプログラム。2022年10月新規作成。
電子処方箋モジュール(電処モジュール)
電子処方箋の発行処理を担う、ORCA公式の電子処方箋対応プログラムの1つ。Windows 11(x64)専用。
電子署名モジュール
電子処方箋の導入に別途必要な、検証済みのベンダー提供品。HPKIカードによるローカル署名とリモート署名(FIDO認証・HPKIカード認証・マイナンバーカード認証)を担う。
オンライン資格確認(オン資)
マイナ保険証などをキーに患者の保険資格をオンラインで即時確認する制度とシステムで、社会保険診療報酬支払基金・国民健康保険中央会が運営する。
電子カルテ
院内でレセコンと併存することが多い、診療記録・オーダーを扱うシステム。電子処方箋では発行主体をORCA側・電子カルテ側のどちらに置くかで連携パターンが分かれる。

機械可読データ

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