知識マップ: 中小企業向けの一斉メール配信を、特定サービスに縛られず設計する方法
記事「中小企業向けの一斉メール配信を、特定サービスに縛られず設計する方法」の主張を、概念と関係(エッジ)に分解した知識グラフの全体です。各関係には根拠・確認日・確度が付いています。
中小企業が特定のメルマガサービスに頼らず一斉メールを送るには、Bcc一斉送信ではなく、購読者テーブル・抑止テーブル・配信キューからなる配信基盤を自社側に持ち、SMTPリレーという出口だけを差し替えられる構成にするのが現実的です。抑止テーブルは配信停止やバウンスを購読者テーブルより優先させ、配信キューはそこからSMTPリレーへ送信を渡します。送信ドメインはSPF・DKIM・DMARCで認証し、逆引きPTRやList-Unsubscribeを備えることで、GoogleやYahooが求める苦情率の基準を満たせます。特定電子メール法はopt-inの事前同意と送信者の表示義務を課しており、listmonkのようなOSSはこの構造をそのままセルフホストで実装しています。
flowchart LR
accTitle: 一斉メール配信基盤の知識マップ
accDescr: Bcc一斉送信の限界、購読者テーブル・抑止テーブル・配信キューからなる自社設計の配信基盤、SMTPリレーの出口選び、SPF・DKIM・DMARCによる送信ドメイン認証、opt-inや表示義務などの法令要件がどう関係するかを示す図
bulk_email_infrastructure["自社設計の配信基盤(購読者テーブル・抑止テーブル・配信キュー)"]
individual_send["宛先ごとの個別送信"]
subscriber_table["購読者テーブル"]
suppression_table["抑止テーブル"]
delivery_queue["配信キュー"]
bcc_mass_send["Bcc一斉送信"]
smtp_relay["SMTPリレー"]
m365_smtp_methods["Microsoft 365のSMTP送信方式(4方式)"]
spf["SPF(Sender Policy Framework)"]
dmarc["DMARC"]
dkim["DKIM(DomainKeys Identified Mail)"]
reverse_dns_ptr["逆引きPTR"]
list_unsubscribe_header["List-Unsubscribeヘッダ/ワンクリック配信停止"]
tokutei_email_law["特定電子メール法"]
opt_in_consent["opt-in(事前同意)"]
sender_display_obligation["送信者の表示義務"]
spam_rate["苦情率(spam rate)"]
listmonk_oss["listmonk"]
bulk_email_infrastructure -->|"利用する"| subscriber_table
bulk_email_infrastructure -->|"利用する"| suppression_table
bulk_email_infrastructure -->|"利用する"| delivery_queue
bcc_mass_send -->|"用いるのは非推奨"| bulk_email_infrastructure
individual_send -->|"推奨される対応"| bulk_email_infrastructure
delivery_queue -->|"前提とする"| subscriber_table
delivery_queue -->|"前提とする"| suppression_table
delivery_queue -->|"利用する"| smtp_relay
smtp_relay -.->|"で構成できる"| m365_smtp_methods
smtp_relay -.->|"前提とする"| spf
dmarc -.->|"前提とする"| spf
dmarc -.->|"前提とする"| dkim
smtp_relay -.->|"前提とする"| reverse_dns_ptr
list_unsubscribe_header -->|"推奨される対応"| bulk_email_infrastructure
tokutei_email_law -.->|"前提とする"| opt_in_consent
tokutei_email_law -->|"前提とする"| sender_display_obligation
suppression_table -.->|"軽減する"| spam_rate
list_unsubscribe_header -.->|"軽減する"| spam_rate
listmonk_oss -->|"実装を担う"| bulk_email_infrastructure
individual_send -->|"前提とする"| subscriber_table
bcc_mass_send -.->|"両立しない"| suppression_table
opt_in_consent -->|"推奨される対応"| bulk_email_infrastructure
概念間の関係(全22件)
図と同じ関係を文章でも列挙します。表示している文と機械可読な意味データ(RDFa)は同じ要素に載っています。確度が「確立した関係」のものは直接の関係として、「条件付きの関係」のものは成立条件つきの言明(rdf:Statement)として表現しています。
- 自社設計の配信基盤(購読者テーブル・抑止テーブル・配信キュー)は購読者テーブルを利用します。
- 自社設計の配信基盤(購読者テーブル・抑止テーブル・配信キュー)は抑止テーブルを利用します。
- 自社設計の配信基盤(購読者テーブル・抑止テーブル・配信キュー)は配信キューを利用します。
- Bcc一斉送信を自社設計の配信基盤(購読者テーブル・抑止テーブル・配信キュー)に用いることは推奨されません。
- 宛先ごとの個別送信は自社設計の配信基盤(購読者テーブル・抑止テーブル・配信キュー)に対する本記事の推奨です。
- 配信キューは購読者テーブルを前提とします。
- 配信キューは抑止テーブルを前提とします。
- 配信キューはSMTPリレーを利用します。
- SMTPリレーはMicrosoft 365のSMTP送信方式(4方式)で構成できます。
- SMTPリレーはSPF(Sender Policy Framework)を前提とします。
- DMARCはSPF(Sender Policy Framework)を前提とします。
- DMARCはDKIM(DomainKeys Identified Mail)を前提とします。
- SMTPリレーは逆引きPTRを前提とします。
- List-Unsubscribeヘッダ/ワンクリック配信停止は自社設計の配信基盤(購読者テーブル・抑止テーブル・配信キュー)に対する本記事の推奨です。
- 特定電子メール法はopt-in(事前同意)を前提とします。
- 特定電子メール法は送信者の表示義務を前提とします。
- 抑止テーブルは苦情率(spam rate)を軽減します。
- List-Unsubscribeヘッダ/ワンクリック配信停止は苦情率(spam rate)を軽減します。
- listmonkは自社設計の配信基盤(購読者テーブル・抑止テーブル・配信キュー)の実装を担います。
- 宛先ごとの個別送信は購読者テーブルを前提とします。
- Bcc一斉送信は抑止テーブルと両立しません。
- opt-in(事前同意)は自社設計の配信基盤(購読者テーブル・抑止テーブル・配信キュー)に対する本記事の推奨です。
主要概念の定義
機械可読データ
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