知識マップ: HiveNightmareで、なぜ一般ユーザーがSAMを読めたのか?

記事「HiveNightmareで、なぜ一般ユーザーがSAMを読めたのか?」の主張を、概念と関係(エッジ)に分解した知識グラフの全体です。各関係には根拠・確認日・確度が付いています。

CVE-2021-36934はWindows 10でSAMなどのハイブファイルに一般ユーザーの読み取り権限が付いていた脆弱性で、システムドライブのシャドウコピーがあるとそのコピーを読めた。2021年8月の更新は稼働中のファイルのACLを直したが、更新前のシャドウコピーはvssadminで削除する必要がある。影響を受ける状態かはicaclsで確かめられる。ローカル管理者のパスワードの使い回しは横展開の原因になり、Windows LAPSがそれを軽減する。

HiveNightmareとSAM、シャドウコピーの知識マップCVE-2021-36934でSAMなどのハイブファイルが読めた条件としてのVSS、確認に使うicaclsとvssadmin、影響としての権限昇格と横展開、Windows LAPSによる軽減の関係図。前提とする原因になり得る原因になり得るに保存されるに保存されるで確認できる推奨される対応推奨される対応で確認できる利用する軽減する軽減するCVE-2021-36934SAMVSS(ボリュームシャドウコピーサービス)権限昇格横展開(ラテラルムーブメント)ハイブレジストリicaclsvssadmin復元ポイントWindows LAPSPass-the-Hash

概念間の関係(全12件)

図と同じ関係を文章でも列挙します。表示している文と機械可読な意味データ(RDFa)は同じ要素に載っています。確度が「確立した関係」のものは直接の関係として、「条件付きの関係」のものは成立条件つきの言明(rdf:Statement)として表現しています。

主要概念の定義

CVE-2021-36934
2021年7月に公開されたWindows 10の権限昇格の脆弱性。SAMデータベースを含む%windir%\system32\configのファイルにBUILTIN\Usersの読み取り権限が付いており、システムドライブのシャドウコピーがあれば一般ユーザーがそのコピーを読めた。
SAM
ローカルのユーザーアカウントとグループを保存するWindowsのデータベース。レジストリのHKEY_LOCAL_MACHINE\SAMハイブとして、%SystemRoot%\System32\ConfigのSamファイルに保存される。
VSS(ボリュームシャドウコピーサービス)
稼働中のボリュームについて、ある時点で一貫性のあるスナップショットを取得するWindowsの仕組み。
レジストリ
Windowsが設定情報を階層的なキーと値で保持するシステムのデータストアで、小さなフラグやWindows連携情報の保存に適する。
icacls
DACLの表示・変更を行うコマンドラインツール。/saveでACLをファイルへ保存し/restoreで復元でき、/grant・/remove・/resetなどのオプションを持つ。
vssadmin
現在のボリュームシャドウコピーと、インストールされているシャドウコピーライター・プロバイダーを表示・操作するコマンド。
復元ポイント
システムの復元でシステムをある時点の状態へ戻すための記録。ボリュームシャドウコピーを使って作られる。
Windows LAPS
ローカル管理者アカウントのパスワードを端末ごとにランダム化して自動ローテーションし、Active DirectoryまたはMicrosoft Entra IDにバックアップする、Windowsに組み込まれた機能。

機械可読データ

このデータセットについて

作成
合同会社小村ソフト
ライセンス
CC BY 4.0 ── 出典(合同会社小村ソフト)とライセンスへのリンクを明示し、改変した場合はその旨を示すことを条件に、再配布・改変を含めて再利用できます
最終確認日
2026-11-01 ── 収録する関係のうち、最後に出典と照合した日

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