知識マップ: IEモードの次はWebView2でいいのか ── ActiveXが動かない制約と現実的な移行設計

記事「IEモードの次はWebView2でいいのか ── ActiveXが動かない制約と現実的な移行設計」の主張を、概念と関係(エッジ)に分解した知識グラフの全体です。各関係には根拠・確認日・確度が付いています。

WebView2はChromiumベースのMicrosoft Edgeを埋め込むコントロールで、既存のWinFormsやWPFアプリに部分的にWeb UIを組み込めるが、ChromiumのためActiveXをホストできず、Tridentエンジンで動くIEモードとは両立しない。ランタイムは自動更新されるEvergreenが原則で、オフラインの製造装置など限定的な場面を除きFixed Versionは避けるべきとされる。ユーザーデータフォルダーを明示的に指定しないと、Program Files配下のアプリでは初期化に失敗する。ネイティブとWebの連携はWebメッセージを基本にし、AddHostObjectToScriptのホストオブジェクト公開は内部でCOMの仕組みを使うため信頼できないコンテンツには登録しない。IEモードのActiveX依存画面を移行するには、ActiveXが担っていた機能をネイティブ側へ再実装しWebメッセージ経由で呼び出す設計が必要になる。

WebView2によるWeb UI組み込みの知識マップWebView2がChromiumベースのMicrosoft Edgeを利用しActiveXと両立しないこと、Evergreenランタイムとユーザーデータフォルダーの扱い、ネイティブとWebのメッセージ連携、ActiveX機能をネイティブへ再実装する移行設計の関係を示す図です。利用する両立しない利用する利用する前提とする原因になり得る利用する利用する推奨される対応用いるのは非推奨利用する利用する利用するで構成できるの後継前提とする利用する利用する用いるのは非推奨Microsoft Edge WebView2ActiveXMicrosoft EdgeIEモードWindows Formsユーザーデータフォルダー(UDF)WebView2の初期化エラーEvergreenランタイムFixed Versionランタイム閉域ネットワークWebメッセージ連携(PostWebMessageAsJson/WebMessageReceived)ホストオブジェクト公開(AddHostObjectToScript)COM(コンポーネントオブジェクトモデル)遷移先ホワイトリスト検査(NavigationStarting)ActiveX機能のネイティブ再実装.NET(Core以降).NET Framework信頼できないWebコンテンツ

概念間の関係(全19件)

図と同じ関係を文章でも列挙します。表示している文と機械可読な意味データ(RDFa)は同じ要素に載っています。確度が「確立した関係」のものは直接の関係として、「条件付きの関係」のものは成立条件つきの言明(rdf:Statement)として表現しています。

主要概念の定義

Microsoft Edge WebView2
Chromiumベースのランタイムを使ってWindowsアプリにWeb描画エンジンを埋め込む仕組み。WebBrowserコントロールの完全な差し替え部品ではない。
ActiveX
実務ではCOMベースのコントロールやその周辺資産をまとめて指す言葉として使われる技術群。特に.ocx形式のUIコントロールやIE/コンテナへ埋め込む部品を含むことが多い。
IEモード
設定されたサイトに対してMicrosoft Edgeが IE系のエンジンを使い、ActiveXを含む一部のIE機能を動かすための互換レイヤー。延命策として位置づけられる。
Windows Forms
デスクトップGUIアプリケーションを構築するための.NET/.NET FrameworkのUIフレームワーク。
ユーザーデータフォルダー(UDF)
WebView2がCookie・キャッシュ・権限などを保存する場所。既定ではexeの隣に作られるため、%LOCALAPPDATA%配下のアプリ専用フォルダーを明示指定するのが定石とされる。
Fixed Versionランタイム
特定バージョンのWebView2ランタイムをアプリに同梱する配布方式。動作検証済みの構成を凍結できる一方、同梱物が250MBを超え、ブラウザーエンジンの脆弱性修正を自分のリリースで配る責任を負う。
ホストオブジェクト公開(AddHostObjectToScript)
AddHostObjectToScriptを使い、.NET/COMオブジェクトをJavaScriptから直接呼び出せるようにするWebView2の連携手段。Webメッセージより強力だが、ページが侵害されたときの影響が大きい。
ActiveX機能のネイティブ再実装
IEモードのActiveXが担っていたシリアル通信・ファイルアクセス・専用機器制御などの処理を、WebView2のホストアプリ側(ネイティブ側)へ移し、Webメッセージ経由で呼び出せるようにする再設計。

機械可読データ

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