知識マップ: Power Automateで承認フローを作る ── 紙とメールの稟議・申請を電子化する

記事「Power Automateで承認フローを作る ── 紙とメールの稟議・申請を電子化する」の主張を、概念と関係(エッジ)に分解した知識グラフの全体です。各関係には根拠・確認日・確度が付いています。

Power Automateの承認(Approvals)機能はクラウドフローの一部として提供され、Microsoft Dataverseに要求・応答のレコードを保存しながら、TeamsやOutlook、SharePointリスト、Microsoft Formsと組み合わせて紙・メールの稟議を電子化する。クラウドフロー1回の実行は30日で打ち切られるため承認待ちも遅くともタイムアウトし、督促と再要求によるエスカレーション設計が対策として推奨される。フローの実行履歴は既定28日しか残らないため承認証跡としては使えず、結果をSharePointリストへ書き戻す設計が推奨される。承認結果によるリストの更新自体がトリガー条件を満たしてフローを再起動させる自己トリガーのループが起こり得るため、トリガー条件による絞り込みが欠かせない。承認者の一時的な不在は再割り当てで、フロー所有者の交代リスクは共同所有者の設定で軽減する。

Power Automateの承認フローの知識マップPower Automateの承認(Approvals)機能がクラウドフロー・Dataverse・SharePointリスト・Teams・Outlook・Formsとどう関わり、30日の実行期間上限によるタイムアウトや自己トリガーの無限ループといったリスクを、トリガー条件・共同所有者・証跡の書き戻しでどう防ぐかを示す図。利用する前提とするに保存される利用する利用する利用する利用する原因になり得る原因になり得る推奨される対応前提とする原因になり得る防止する用いるのは非推奨推奨される対応利用する軽減する推奨される対応推奨される対応利用する利用する承認(Approvals)機能Power Automate クラウドフローMicrosoft DataverseMicrosoft TeamsOutlookSharePointリストMicrosoft Formsクラウドフローの実行期間上限(30日)承認アクションのタイムアウトタイムアウト時の督促・エスカレーション設計差し戻し・再申請ループトリガー条件(Trigger Conditions)自己トリガーによる多重起動フローの実行履歴承認の証跡・監査記録承認の再割り当て(Reassign)承認者の不在・恒常的な変更が必要な状況フローの共同所有者

概念間の関係(全21件)

図と同じ関係を文章でも列挙します。表示している文と機械可読な意味データ(RDFa)は同じ要素に載っています。確度が「確立した関係」のものは直接の関係として、「条件付きの関係」のものは成立条件つきの言明(rdf:Statement)として表現しています。

主要概念の定義

承認(Approvals)機能
クラウドフロー内で「開始して承認を待機」などのアクションを使い、承認/拒否・最初の応答・カスタム応答・順次承認の5種類から選んで承認要求を送れるPower Automateの機能。
Power Automate クラウドフロー
スケジュールやメール受信などをトリガーに、クラウド上でコネクタやアクションを組み合わせて自動化するPower Automateのフロー形態。
クラウドフローの実行期間上限(30日)
クラウドフロー1回の実行が最長30日で終了し、承認待ちのような保留中のステップもこの期間を過ぎるとタイムアウトするというPower Automateの制限。
タイムアウト時の督促・エスカレーション設計
承認アクションに明示的なタイムアウトを設定し、タイムアウト時の分岐で督促通知と新しい承認要求の出し直しを行う設計パターン。
差し戻し・再申請ループ
承認者の却下・差し戻しを受けて申請者が修正・再申請し、フローが再度承認へ回す一連の流れ。
トリガー条件(Trigger Conditions)
`@`で始まる式でトリガーの起動条件を絞り込み、条件を満たさないイベントではフローの実行自体を発生させないPower Automateの設定。
フローの実行履歴
クラウドフローの各実行の成否や詳細を確認できる画面で、既定では28日間しか表示されない。
SharePointリスト
列・ビューによる状態管理ができる、SharePoint上のリスト形式のデータストア。
承認の証跡・監査記録
承認結果・承認者・応答日時・コメントをSharePointリストの列などへ書き戻し、後から照会・監査できるようにした記録。
承認の再割り当て(Reassign)
承認要求を受け取った本人が、Power Automateの承認一覧からその要求を他の人へ委任できる機能。
フローの共同所有者
実行履歴の確認、フローの編集・停止・削除、所有者の追加ができる、フロー所有者に追加できる権限を持つユーザー。ただし他の所有者が作成した接続の資格情報は変更できず、各アクションの接続を自分自身の接続に差し替えることしかできない。

機械可読データ

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