知識マップ: Ada 2022 の新しい機能 ── GNAT で動くものと、まだ書けない並列構文

記事「Ada 2022 の新しい機能 ── GNAT で動くものと、まだ書けない並列構文」の主張を、概念と関係(エッジ)に分解した知識グラフの全体です。各関係には根拠・確認日・確度が付いています。

Ada 2022では式の中で定数を置ける宣言式と、一部の成分だけを変えた値を作る差分集成体が加わり、どちらも事前条件・事後条件の中で使える。どの型の'ImageもPut_Imageを通して定義され、Big_IntegersはPut_Imageとユーザー定義リテラルを使う。簡約式は反復子のフィルタで要素を選べる。JorvikプロファイルはRavenscarプロファイルの制限の一部を外したもので、GNATではpragma Profileで有効にできる。並列ブロック文と並列ループは衝突検査の方針でデータ競合をコンパイル時に防ぐ規則を持つが、GNAT 13.3と15.3では構文として受け付けられなかった。

Ada 2022の新しい機能の知識マップAda 2022で加わった宣言式・差分集成体・Put_Image・簡約式・Big_Integers・Jorvikプロファイル・並列ブロックと並列ループが、契約・Ravenscarプロファイル・データ競合・GNATとどう関係するかを示す図。利用する利用する利用する利用する利用する内容を継承するで構成できるで確認できるで確認できる防止する両立しない両立しない宣言式(declare expression)差分集成体(delta aggregate)Put_ImageJorvikプロファイル並列ブロック文(parallel block statement)契約による設計(Pre/Post条件)Big_Integersユーザー定義リテラル(user-defined literals)簡約式(reduction expression)反復子のフィルタ(iterator filter)RavenscarプロファイルGNATConflict_Check_Policy(衝突検査の方針)並列ループ(parallel loop)データ競合(data race)

概念間の関係(全12件)

図と同じ関係を文章でも列挙します。表示している文と機械可読な意味データ(RDFa)は同じ要素に載っています。確度が「確立した関係」のものは直接の関係として、「条件付きの関係」のものは成立条件つきの言明(rdf:Statement)として表現しています。

主要概念の定義

宣言式(declare expression)
式の中で、制限型でない定数と名前の付け替えを宣言して使えるAda 2022の式。
差分集成体(delta aggregate)
元の値の写しから一部の成分だけを変えた複合型の値を作る、Ada 2022の集成体。レコードと配列に使える。
Put_Image
型の値を人が読む文字列としてテキストバッファに書く手続きで、Ada 2022ではどの型の'Imageもこれを通して定義される。アスペクトで型ごとに差し替えられる。
Jorvikプロファイル
Ravenscarプロファイルから6つの制限を外し、Simple_BarriersをPure_Barriersに置き換えた、Ada 2022で標準に加わったタスク機能のプロファイル。
並列ブロック文(parallel block statement)
andで区切った複数の文の並びを、それぞれ独立した論理的な制御の流れとして並行に進めるAda 2022の文。
契約による設計(Pre/Post条件)
サブプログラムに事前条件(Pre)・事後条件(Post)・型不変条件を言語機能として付与できる、Ada 2012で導入された仕組み。
Big_Integers
桁数の上限がない整数の型Big_Integerを定める、Ada 2022の標準ライブラリのパッケージ。
簡約式(reduction expression)
値の列を2項の演算と初期値で1つの値に畳み込む、ReduceまたはParallel_Reduce属性で書くAda 2022の式。
並列ループ(parallel loop)
反復の各回を並列に実行できるものとして書くAda 2022のループ文。チャンクの数の上限を指定できる。
Conflict_Check_Policy(衝突検査の方針)
並列の構文やタスクの中で衝突しうる読み書きを、どこまでコンパイル時に禁止するかを決めるAda 2022のプラグマと方針。既定は並列の構文に対してAll_Parallel_Conflict_Checks。

機械可読データ

このデータセットについて

作成
合同会社小村ソフト
ライセンス
CC BY 4.0 ── 出典(合同会社小村ソフト)とライセンスへのリンクを明示し、改変した場合はその旨を示すことを条件に、再配布・改変を含めて再利用できます
最終確認日
2026-11-01 ── 収録する関係のうち、最後に出典と照合した日

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