知識マップ: COBOLソースを読む前に知るべき最小知識

記事「COBOLソースを読む前に知るべき最小知識」の主張を、概念と関係(エッジ)に分解した知識グラフの全体です。各関係には根拠・確認日・確度が付いています。

COBOLはPROCEDURE DIVISIONによる処理手順の言語である前に、DATA DIVISIONでレコードの形を定義する言語であり、各データ項目はPICTURE句で形を、USAGE句でCOMP-3のような内部表現を指定します。COMP-3は10進数字を2桁ずつ1バイトに詰めるpacked decimalで、テキストとして開くと意味不明なバイト列に見えます。REDEFINESは同じ領域を別の形で読み替え、OCCURSは配列を、88レベルは直前項目の値に名前を付けた条件を表します。COPY文は外部のcopybookをコンパイル時に取り込むため、開いているソース単体では全体像が見えず、PERFORM文とスコープ終端子で処理の流れを追い、FILE STATUSやEXEC SQL、EXEC CICSで外部境界を押さえる必要があります。

COBOL読解の知識マップCOBOLがDATA DIVISIONとPROCEDURE DIVISIONを柱とし、PICTURE句・USAGE句・COMP-3・REDEFINES・OCCURS・88レベル・COPY文などのデータ定義要素と、PERFORM文やスコープ終端子などの制御要素、EBCDICやFILE STATUS・EXEC SQL・EXEC CICSといった外部境界の要素がどう関係するかを示す図利用する利用する利用する利用する利用する利用する利用する利用する利用する利用する利用する利用する利用する利用する利用する利用する利用する利用する利用する利用する利用するCOBOLDATA DIVISIONCOMP-3(packed decimal)PROCEDURE DIVISIONPICTURE句(PIC)USAGE句COMP-5REDEFINES句OCCURS句OCCURS DEPENDING ON88レベル(条件名)COPY文copybookPERFORM文スコープ終端子(scope terminator)MOVE文固定形式(参照形式)IBM Enterprise COBOLEBCDICFILE STATUS句EXEC SQLEXEC CICS

概念間の関係(全21件)

図と同じ関係を文章でも列挙します。表示している文と機械可読な意味データ(RDFa)は同じ要素に載っています。確度が「確立した関係」のものは直接の関係として、「条件付きの関係」のものは成立条件つきの言明(rdf:Statement)として表現しています。

主要概念の定義

COBOL
DATA DIVISIONによるレコード定義とPROCEDURE DIVISIONによる処理手順を柱とする、業務システムで使われてきたプログラミング言語。
DATA DIVISION
COBOLプログラムでレコード定義や作業領域などデータの構造を宣言する部分。
COMP-3(packed decimal)
1バイトに10進数字を2桁ずつ詰め、最後のバイトだけ下位1桁と符号を格納するCOBOLの数値内部表現。
USAGE句
COBOLのデータ項目をどのような内部表現(DISPLAY・COMP・COMP-3など)で保持するかを指定する句。
OCCURS DEPENDING ON
テーブルの要素数を実行時のデータ項目の値に応じて変える、OCCURS句の拡張。
COPY文
コンパイル時に外部のcopybookをソースへ取り込む、COBOLの文。
PROCEDURE DIVISION
COBOLプログラムで実際の処理手順を記述する部分。
IBM Enterprise COBOL
z/OS向けのIBM製COBOLコンパイラー製品で、ライブラリ処理後の入力ソースを書き出すMDECKなど独自のコンパイラーオプションを持つ。

機械可読データ

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