CVE-2023-23397
細工されたメッセージを未修正のWindows版Outlookが処理すると、利用者がメッセージを開かなくても外部SMB接続とNet-NTLMv2応答の送信を誘発し得る、2023年に修正された脆弱性。
- 概念URI
https://comcomponent.com/knowledge/outlook-cve-2023-23397/
- 最終確認日
- 2026-08-01
- 機械可読データ
- JSON-LD
この概念が関わる関係
- CVE-2023-23397はWindows版Outlookを前提とします。2023年に公表された影響対象は、細工されたメッセージを処理する未修正のWindows版Outlookである。Android、iOS、Mac版と、Windows版を併用しないWeb版の利用者は対象外。Outlook起動中に細工されたリマインダーが発火することが条件で、本文を開く操作やプレビュー表示は必要ない。根拠: 調査記事「Understanding the CVE-2023-23397 vulnerability」とMSRCのFAQ。 / 確度: 条件付きの関係 / 確認日: 2026-10-27 出典 出典
- CVE-2023-23397はPidLidReminderFileParameterを利用します。PidLidReminderFileParameterは、期限超過になったリマインダーでクライアントが再生する音声のファイル名を保持する。攻撃者は細工したメッセージのPidLidReminderFileParameterに、管理下の共有を指す値を設定する。本文中の悪意あるリンクをクリックさせる手口ではない。根拠: MS-OXPROPSのプロパティ定義と調査記事「Understanding the CVE-2023-23397 vulnerability」。 / 確度: 条件付きの関係 / 確認日: 2026-10-27 出典 出典
- CVE-2023-23397はUNCパスを利用します。公表された攻撃経路では、リマインダー音の場所を攻撃者が管理する外部共有のUNCパスにする。UNCパス一般が悪意を持つという意味ではない。根拠: 調査記事「Understanding the CVE-2023-23397 vulnerability」。 / 確度: 条件付きの関係 / 確認日: 2026-10-27 出典
- CVE-2023-23397はSMB(TCP 445)を利用します。未修正のOutlookが外部UNCパスのリマインダー音を読み込むと、SMBのTCP 445で接続する場合がある。これがCVE-2023-23397で外部へ応答を送る公表経路である。SMBに失敗してWebDAVへ切り替わっても、この手口では外部IPアドレスへNet-NTLMv2応答を送らない。根拠: 調査記事「Understanding the CVE-2023-23397 vulnerability」とWebDAV注記。 / 確度: 条件付きの関係 / 確認日: 2026-10-27 出典
- CVE-2023-23397はNTLM認証の誘発の原因になることがあります。未修正のOutlookが細工されたリマインダーを処理し、端末が外部SMB共有へ通信してNTLM認証を試みると、利用者の操作なしに応答が送られ得る。使われる資格情報はWindows端末へログオン中の利用者のもので、受信したメールボックスの名義とは限らない。根拠: 調査記事「Understanding the CVE-2023-23397 vulnerability」。 / 確度: 条件付きの関係 / 確認日: 2026-10-27 出典
- CVE-2023-23397はNTLMv2を利用します。CVE-2023-23397の公表経路で外部へ送られるのはNTLMv2の認証応答である。NTLM認証の誘発がどの状況でも必ずNTLMv2を使うと主張するものではない。根拠: 調査記事「Understanding the CVE-2023-23397 vulnerability」。 / 確度: 条件付きの関係 / 確認日: 2026-10-27 出典
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一次資料
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