知識マップ: 情報処理安全確保支援士 令和6年春 午後問1解説 ── JWTのalg=noneとAPI認可、WAFの暫定対策

記事「情報処理安全確保支援士 令和6年春 午後問1解説 ── JWTのalg=noneとAPI認可、WAFの暫定対策」の主張を、概念と関係(エッジ)に分解した知識グラフの全体です。各関係には根拠・確認日・確度が付いています。

令和6年春の情報処理安全確保支援士午後問1は、RESTful APIのステートレスな要求に対して認証と認可を別々に設計する重要性を問う問題です。JWTの署名検証はalg=noneを許すとアカウント乗っ取りに通じ、認証が済んでもオブジェクト単位(BOLA)やプロパティ単位(Mass Assignment)の認可を欠くと他人のデータや有償状態が書き換えられます。4桁の短期認証コードは総当たりに弱く、試行回数制限で軽減します。Log4Shell型の脆弱性ではJNDI Lookupが外部コード実行を招き、WAFは修正版ライブラリへの更新が出るまでの暫定緩和に位置づけられます。

情報処理安全確保支援士 令和6年春午後問1(APIセキュリティ)の知識マップRESTful APIのステートレスな信頼境界、JWT署名検証とalg=none、認証と認可の分離、オブジェクト・プロパティ単位の認可不備、4桁認証コードの総当たり、Log4ShellのJNDI LookupとWAFの暫定対策の関係を示す図前提とするより先に行うべき利用するで構成できる防止する原因になり得る防止する原因になり得る防止する原因になり得る原因になり得る原因になり得る軽減する利用する原因になり得る軽減する防止するより先に行うべきREST APIJWT(JSON Web Token)認可WAF(Web Application Firewall)ステートレス認証JWT署名検証JWT許可アルゴリズムリストアカウント乗っ取りJWTのalg=none攻撃BOLA(オブジェクト単位の認可不備)未許可データアクセス更新用DTOの許可リストMass Assignment(プロパティ単位の認可不備)権限昇格4桁認証コード総当たり攻撃(ブルートフォース)アカウントロックLog4Shell(CVE-2021-44228)JNDI Lookup任意コード実行ライブラリの修正版への更新WAF検知モードWAF遮断モード

概念間の関係(全18件)

図と同じ関係を文章でも列挙します。表示している文と機械可読な意味データ(RDFa)は同じ要素に載っています。確度が「確立した関係」のものは直接の関係として、「条件付きの関係」のものは成立条件つきの言明(rdf:Statement)として表現しています。

主要概念の定義

REST API
HTTPを介してJSONやXMLなどの構造化データをやり取りする、Webベースのアプリケーションプログラミングインターフェース。
JWT(JSON Web Token)
ヘッダ、ペイロード、署名をBase64Urlで連結したJSON形式のクレーム表現。署名・暗号化は任意であり、alg=noneのように署名がないトークンもありえる。
認可
認証された利用者に対し、その利用者がどのリソースや操作を許可されるかを判断すること。
WAF(Web Application Firewall)
ウェブサイトへの通信を監視し、攻撃とみなした通信を遮断する仕組み。位置づけは保険的対策で、根本的解決の代わりにはならない。
認証
利用者が主張する身份を確認すること。パスワード、ワンタイムパスワード、または短期認証コードなどで行われる。
JWT署名検証
JWTの署名を信頼する鍵で検証し、ヘッダとペイロードの改ざんを検出する処理。
JWT許可アルゴリズムリスト
JWT署名検証で利用を許可するアルゴリズムをサーバー側の設定で狭く固定したリスト。alg=noneや弱いアルゴリズムの選択を防ぐ。
JWTのalg=none攻撃
JWTヘッダのalgをnoneに書き換え、署名検証を回避しようとする攻撃。サーバーがalgヘッダの値に従って検証アルゴリズムを選ぶ実装で成立する。
BOLA(オブジェクト単位の認可不備)
認証された利用者が、URLやパラメータで指定する他人のオブジェクトにアクセス・更新できる脆弱性。
更新用DTOの許可リスト
更新対象とするプロパティだけを列挙したデータ転送オブジェクト。許可リストにないプロパティは内部オブジェクトにバインドされず、必要に応じて拒否または監査される。Mass Assignmentを防ぐために用いられる。
Mass Assignment(プロパティ単位の認可不備)
リクエストに含まれる予期しないプロパティがサーバーの内部オブジェクトにそのまま反映され、権限を超える更新ができる脆弱性。
4桁認証コード
4桁の数値で構成される短期認証コード。候補数が1万通りしかなく、総当たりに対して弱い。
総当たり攻撃(ブルートフォース)
認証コードやパスワードを自動的に列挙して試行する攻撃。
アカウントロック
認証失敗が連続した場合にアカウントや端末を一時的にロックし、追加の試行を防ぐ仕組み。
Log4Shell(CVE-2021-44228)
Apache Log4j 2のJNDI Lookup機能に起因する脆弱性。ログメッセージ中の文字列がJNDI Lookupとして評価され、外部リソースを取得する。
JNDI Lookup
Java Naming and Directory Interfaceを使って、LDAPやHTTPなどの外部リソース名をJavaオブジェクトに解決する機構。
ライブラリの修正版への更新
脆弱性のあるライブラリを修正版に置き換える対応。脆弱性の根本的な解消となる。
WAF検知モード
WAFが攻撃と思われる通信を検知してログに記録するが、遮断しない動作モード。導入初期や誤検知確認時に使われる。

機械可読データ

このデータセットについて

作成
合同会社小村ソフト
ライセンス
CC BY 4.0 ── 出典(合同会社小村ソフト)とライセンスへのリンクを明示し、改変した場合はその旨を示すことを条件に、再配布・改変を含めて再利用できます
最終確認日
2026-08-06 ── 収録する関係のうち、最後に出典と照合した日

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