知識マップ: ExcelマクロVBAをPower Automateへ移行する ── Officeスクリプトで置き換える範囲と、VBAのまま残す範囲

記事「ExcelマクロVBAをPower Automateへ移行する ── Officeスクリプトで置き換える範囲と、VBAのまま残す範囲」の主張を、概念と関係(エッジ)に分解した知識グラフの全体です。各関係には根拠・確認日・確度が付いています。

ExcelのVBAマクロはPower Automateのクラウドフローから直接実行できず、実行できるのはOfficeスクリプトだけです。OfficeスクリプトはExcel専用でイベント駆動やUserForm、他アプリ連携、ローカルファイル操作はできない一方、ブック内で完結する整形・集計・転記の処理はOfficeスクリプト化してRun scriptアクションから呼び出せます。単純な行操作はExcel Online (Business)コネクタに直接任せられますが、テーブル前提や256行・25MBなどの制限があります。他アプリ連携が必須の処理はVBAのまま残すかデスクトップフローのRun Excel macroアクションで起動を自動化し、大量データや長時間処理は120秒タイムアウトや5MB上限にぶつかるためOfficeスクリプトではなく.NETへ振り分けるのが実務的な判断です。

「ExcelマクロVBAをPower Automateへ移行する知識マップ」VBAマクロはクラウドフローから直接実行できずOfficeスクリプトだけが実行対象になること、ブック内完結処理のOfficeスクリプト化・単純な行操作のコネクタ直接処理・VBA温存・デスクトップフロー起動・.NET作り直しという5つの移行先の使い分け、ライセンスと制限値の関係を示す図両立しない利用する利用する自動化する推奨される対応両立しない自動化する利用する利用する前提とする前提とする前提とする前提とする両立しない用いるのは非推奨推奨される対応前提とする両立しない両立しない前提とするより先に行うべきVBA(Visual Basic for Applications)Officeスクリプト(Office Scripts)Power Automate クラウドフローExcel Online (Business) コネクタスクリプトの実行(Run script)アクションVBA専用の処理群Run Excel macroアクションPower Automate デスクトップフローPower Automate PremiumユーザーライセンスPower Automate ProcessライセンスOfficeスクリプト向けMicrosoft 365商用/教育ライセンス大量データ・長時間処理のマクロOfficeスクリプトのプラットフォーム制限.NET(Core以降)テーブル(ListObject)外部Web API呼び出しプレミアムコネクタ(汎用HTTPアクション)VBA資産の棚卸し

概念間の関係(全21件)

図と同じ関係を文章でも列挙します。表示している文と機械可読な意味データ(RDFa)は同じ要素に載っています。確度が「確立した関係」のものは直接の関係として、「条件付きの関係」のものは成立条件つきの言明(rdf:Statement)として表現しています。

主要概念の定義

VBA(Visual Basic for Applications)
Officeアプリケーションに組み込まれたBASIC系のマクロ言語で、ExcelやAccessなどからCOMコンポーネントを呼び出せる。
Officeスクリプト(Office Scripts)
TypeScriptでExcelを操作するスクリプト機能で、Excel専用でブックにのみアクセスでき、Power Automateのクラウドフローから呼び出せる。
Power Automate クラウドフロー
スケジュールやメール受信などをトリガーに、クラウド上でコネクタやアクションを組み合わせて自動化するPower Automateのフロー形態。
Excel Online (Business) コネクタ
OneDrive for BusinessやSharePoint上のExcelファイルをPower Automateのクラウドフローから操作するコネクタ。テーブルへの行操作アクションとOfficeスクリプトを実行するRun scriptアクションを持つ。
スクリプトの実行(Run script)アクション
Excel Online (Business)コネクタが持つ、OneDriveまたはSharePointに保存したOfficeスクリプトをクラウドフローから実行するアクション。
Run Excel macroアクション
デスクトップフローのアクションで、Launch Excelで開いたブックの既存VBAマクロを、引数をセミコロン区切りで指定して実行する。
Power Automate デスクトップフロー
Windows上のアプリを操作するPower AutomateのRPA機能で、Excelアクション群の中にVBAマクロを実行するアクションを持つ。
大量データ・長時間処理のマクロ
毎晩数十万行を集計するような、実行に数分以上かかる、または扱うデータ量が数MBを超えるVBAマクロの処理量。
.NET(Core以降)
.NET Frameworkの後継となる、クロスプラットフォーム対応の.NETランタイム(.NET 5以降)。
外部Web API呼び出し
Officeスクリプトやフローの中から、Microsoft外部の任意のWebサービスを呼び出す処理。
VBA資産の棚卸し
どのブックに、どんなマクロが、誰の管理で動いているかを一覧化する、移行の第1段階として行う作業。

機械可読データ

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